ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

KUWATA FESTIVAL 2005@大宮ソニックシティ1日目(生体DAY)

昨日の朝、ふとid:wachthai:20050225を見たら…いろんな意味で面白そうな祭りがあるようなので、思わず出向いてしまいました…つまらなかったらどうしよう?川越でも寄って帰ってもいいかとか思ってたのですが…いやぁーすばらしかった。まあ、女の人には理解されないとは思いますが、わんぱく心を存分に刺激され、サイフの紐もゆるみ…大変でした。

まず、思ったより会場は混んでました。こんな感じ。あと、事前に想像していた「ヤセメガネが多いんだろうな」というイメージとは違い、モヒカンの人とか、髪を染めてたり体鍛えてたりヤンキーっぽかったり、神経質なインテリというよりも、男臭い感じの人が多かったです。

昔から、たまにオオクワガタが高値で取引されてるという話を見たりしてましたが、まあ、ブームも過ぎてるし、高々数万円かなぁと踏んでいたのですが、すごい。高いのは本当に青天井。まあ、オオクワガタはノコギリクワガタとかと違い、2〜3年は生きるらしいけど、それでも高い。

まず、カブトムシの高いものですが、36万。どないなってるんや。猫とかと一緒に飼ってたら、オヤツにされそうで気が抜けないと思う。

で、クワガタですが、気になる情報が。「悟空系統」…つまり、クワガタ史に残るような有名クワガタの子ということでしょうか。14万円です。

  

で、「セール」と称していているのにすごい高値だったのが、この写真。120万円です。「日下部氏採集個体」と書いてあり、日下部氏は、なんかアイドルみたいだなと思いました。ちなみに、人の頭ばっかり写ってますが、このオッサンが、もう食いつくようにずっと見ていて、なかなか写真が撮れませんでした。欲しかったんだろうな…

他のブースでは、売ってるお兄さんが、大きなクワガタを指して、「こいつにはね、間違いなく神が宿っているね」と感慨深げに言ってました。通常ありえない大きさの個体は「神が宿っている」。非常に感動を表していると思いました。業界では定番になっている言い回しかもしれません。

笑えるのがこれ。500円出してくじ引きができます、が、「昆虫用ゼリーのつかみ取り」がありました。すごいセンスです。

あと、クワガタでもカブトでもないですが、「黄金のサナギ」として有名な、オオゴマダラのサナギがありました。今までは多摩動物公園で、ガラス越しで見るしかなかったのですが、今回はじかに見ることができて最高でした。本当に黄金で、しかも透き通っていて、何とも美しい…

あと、この「世界最強虫王決定戦」のDVDを買った。(http://www.mushio.com/)DVDを買ったら、本もオマケでつけてくれた。DVDも本もすごい世界をかもし出しているので、後日改めて詳細レビューを行います。取り急ぎ内容紹介を転載。

世界最強虫王決定戦の第二弾は、世界最強の昆虫と噂のオオスズメバチコーカサス種最強のマレーコーカサスオオカブト、クワガタ界ナンバー1の誉れ高いスマトラオオヒラタクワガタ、人間をも殺したことのあるサソリ世界一の猛毒を持つデスストーカー、タランチュラ界一、二の凶暴さを争う青い宝石の異名を持つコバルトブルー、屈強な前脚でトノサマガエルやフナを捕らえ血を貪る水中の王者タガメが参加し、十二匹の猛虫達が壮絶なバトルを繰り広げた!

 そして、スペシャルマッチには、なんと、参戦不可能と言われていたインドネシアのバズズこと、体長八センチの化け物肉食コオロギのリオック、世界三大奇虫で触れる物すべてに咬みつく獰猛なヒヨケムシ、沖縄の体長二十四センチの超巨大ムカデのハブムカデ、同じ沖縄の体長二十八センチのオオゲジが緊急参戦した!
第二弾はさらに強烈・驚がくのベストバウトだ!見逃す手はない!

激しく同意。見逃す手はないね。タガメのガチンコバトルが見られるなんておいしすぎる。



ということで、今度は死んでいる系コーナーへ。こっちもクワガタの標本がすごい。1体10万円の標本を「これは珍しいッスねー。」と言いながら、万札を出して買ってるモヒカンのおっちゃんがいて驚き。ぼくはクワガタの標本は、「ふーん」としか思わなかったのですが…他にもいろんな昆虫たちがいて、そして思ったよりも価格が安かったので、ジャンジャン買ってしまいました。っていうか、これから昆虫の標本のコレクションを始めることにしました!標本最高!(わー…モテなさそう…)ということでココロ社コレクション大公開!

まず、ビワハゴロモです。セミの仲間みたいですが、ユニークなツノが特徴。威嚇のために発達したらしい。多摩動物公園で見て、これが家にあれば!って思ってました。500円。

次に、トビナナフシです。沖縄とかにもこの系統はいるみたいですね。ナナフシはいつか飼いたいなぁ。飼育は簡単なんだろうけど。1500円。

そして、有名なユカタンビワハゴロモです。威嚇のためとはいえ、ツノが異様な形に進化しすぎ…っていうか、これは進化なのか?と思わず腕組みしてしまいます。なんかペニスを思わせる。考えすぎかなぁ。1000円。

そしてコノハムシ。生前はがんばって「俺はグワバの葉ですから!」と、擬態しまくっていたものと思われ…テレビでもよく見かけますが、標本だと見つめ放題です。2000円。

価格は、相場を知らなかったのですが、個人的な感覚では「こんな不思議なものがこの値だったら安い!」と思って買いました。帰って調べたら…相場の半額以下。お値打ち標本たちでした。

しかし思うにこの業界、ヒエラルキーがはっきりしていて、「クワガタムシ>カブトムシ>蝶>それ以外」という感じです。ぼくは「それ以外」派なので、安くコレクションできそうです。クワガタは個体ごとに大きさなどで値段が異なります。「これは○○さんから譲ってもらった個体でねー。ちょっと値引きできないんですよ。」とかいう話が聞こえてきます。宝石みたいな扱いだなと思いました。