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ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

金峯山寺

世界遺産登録記念として、金剛蔵王権現、全長7.3メートル×1、6.2メートル×2が連日公開中です。世界遺産そのものに関しては、後日詳細に考察していこうと思っているのですが、世界遺産に登録されたくらいで秘仏を特別公開してしまうような軟弱な精神だからこそ、わたくしは3連休に金剛蔵王権現を見ることができたわけです。軟弱な精神万歳!
 作られたのが、高々400年前ということもあって、わびさびとは無縁の巨大な存在感をアッピール。7メートル程度で…と思うかもしれませんが(っていうか寺社めぐりエントリー自体、5人くらいしか読んでないと思いますが)、躍動感がありすぎて、東大寺の大仏よりも迫力があります。とにかく大きい。踏み潰されそうです。
ぼくは仏を拝む習慣がないため、座ってポカーンと30分ばかし眺めて圧倒されていたのですが、正気に帰ってみると、前に障子で仕切られた小部屋が…中に人がいる!ということでよく見たら、エクストラチャージで「発露(ほつろ)の間」(この呼び方のセンスが「らーめん」じゃなくて「らうめん」のごとし)に入れます。1人10分くらいで、10分くらい燃える長さの線香を与えられ、障子で仕切られた個室で、より近くに蔵王権現を感じることができます。っていうか、名前からしてカトリックの懺悔室みたいなノリやね…6月までやっているので、ぜひ行くことをオススメします。あと、世田谷の美術館で行われていた、吉野熊野展に出張していた蔵王権現も戻ってきて端っこの方に安置されてました。世田谷では大スターの扱いでしたが、こっちでは本尊でもなんでもないので、けっこうかわいそうに思った。

ここは物販も充実していて、お香(たぶん延暦寺の「叡山香」と同じメーカーに作らせている)もあるし、お守りが面白い。鏡のお守りが袋つきで3800円だけど、面白そうだったので買いました。よく博物館などで展示してある丸い鏡がありますが、ああいうのと同じく、鉄を磨いてそのまま鏡にしていて、昔の人はこうやって自分の姿を見ていたのだなぁと思います。少なくとも見かけに関しては、現代人並みの正確さでセルフイメージを持つことが可能だったようです。当たり前か。