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ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

テクニクスSL-1200はなぜ定番なのか?


ベスタクスのPDX-2000を売って、土曜日にSL-1200が届いて、さっそく試してみたら…驚いた。なんで素直に定番のSL-1200にしなかったのだろうと思った。

まず音の抜けが違う。「音の抜け」って意味がわからない言葉遣いだと今まで思っていたのだけどやっとわかった。これがまさに「音の抜け」だ!今となってはなんであのPDX-2000のモッサリした音に満足していたのかわからない。アイソレーターをいくらいじっても、あまり音が変わらなかったのは、各音域における音のキャラクターが全然立ってなくてグダグダになっていたせいだった。ミキサーもカートリッジも同じなのに、ちょっとアイソレーターをいじくると目まぐるしく音が変わる。まったく別の音楽が聞こえてくる。
レコードが扱いやすい。PDX-2000がSL-1200に勝っている点の一つとして、トルクが強いというのがあると思っていた。スタートボタンを押してからの立ち上がりは、PDX-2000が圧倒的に早い。SL-1200は、ゆっくりスピードをあげてきて、イライラする…が、このトルクの弱さが意図的だというのが使ってみてわかった。レコードを扱うのにちょうどいいトルクになっていたのだった。PDX-2000は、闇雲にトルクの強さを追求するあまり、45回転しているレコードに触れようものなら、遠心力で手が吹っ飛ばされてしまうのだけど、SL-1200は45回転でも頭出しのためにレコードをどちらに回転させても大丈夫。クラブに行くたびに、DJがたやすくレコードを回していて、なんであんなに簡単に扱えるのかと不思議に思ってたんだけど、こういうことだったのか…ピッチコントローラーも、むやみに動かなくなっているし…レコードがすごく自然に手になじむ…