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ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

琵琶湖北岸・観音めぐり(2)

いきなり十一面観音でクライマックスを迎えた感もありますが、サイクリングは続行。id:sainoli曰く「自転車立ちこぎしたの久しぶりやわ」とのこと。成人女子は立ちこぎしないのか…メモメモ…と。



円満寺
ここは日吉神社と一体化。写真の有様。左にある鳥居をくぐって曲がるとすぐお堂がある。真ん中に見える人たちが係の人たち。観光客がくると非常にうれしそうに案内してくれる。中には神仏習合の本地仏がわんさか。ここの鐘は戦火(太平洋戦争じゃなくて賤ヶ岳の戦のこと)を逃れた県内最古のもの。誰もいないのでつき放題。御朱印をお願いしたらものすごく照れててこっちが困った。御朱印帳をめくって他の御朱印を見ながら「あかんわ〜こんなうまいこと書かれへんわ〜」と言うので、「いや、別にいいですよ下手でも。好きにして」とお願いしたら、わりとうまくて、ややこしい翁やなと思った。


石道寺
ここからは隣の木之本市。、どこまでが民家でどこまでが道かよくわからんところを登っていくと、小さな観音堂がある。昔はもっと山奥にあり、密教度が高かったらしい。今となっては、1時間に電車が1本しか来ない駅から自転車を20分こがないと来られないこの場所にあるだけでも十分秘境なのかもしれない。ここの十一面観音は、平安後期の作でありながら、彩色がちょっと残っていてなんともエレガント。しかも身を乗り出してかなり近くから見ることができる。渡岸寺の十一面観音とは違い、顔が一列に並んでいて軽快な感じ。


己高閣・世代閣(ここうかく・よしろかく)
要は文化財収蔵庫。己高山(って言われても、まわりが山だらけなのでどの山か不明)近辺の仏像をわんさか集めてある。12神像が3セット(ただしコンプリートしているのはナシ)などいろいろ。中でも面白かったのが写真の兜跋毘沙門天。大体こういうのは下にキモイ鬼がグシャーって踏みつけられているのだが、これは…誰だっけ?忘れたが、味方っぽい方だったと思う。たしか嫁はんかなにか。じーっと見てたら「後ろに回ってみたらええですわ。くりぬいてあるから」と言われ、キター!と思って後ろに回る。こんなサービス満点の状況は京都ではあり得ない。だいたい仏像は一木造とかでも中身をくり抜いてあるらしいけど、くり抜き状況を10センチとかの距離で見たのは初めて。非常に興奮した。係の人によると「防犯対策をちゃんとしてへんかったから、10年くらい前に12神像のうち2体盗まれてしもた」とのこと。ガード甘杉…今は大丈夫みたいだけど…ちなみに、もう一種類12神像があるが、なんとかお金ができて修理しているそう。どれくらいかかるんですか?と聞いたら「2000万」…なるほど…仏像の修復、小振りなものでもかかるものやなーと思った。

ここで5時になって拝観終了。竪穴住居の再現モデルとかを見たりしながら高月駅に戻る。竪穴住居はいつでも見られる状態だったのだが、どう考えても、ヤンキーがたまったりしてるんじゃないかと思った。っていうか、泊まりたいと思った。ダメかなぁ…