ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

沖縄でヤシガニに出会った*1

なんとか夏休みをとって昨日から沖縄にいる。首里城に行った後は牧志第一市場に。目的はセミエビとヤシガニ。よくテレビで見る「一回の鮮魚店で買って、二階で調理してもらう」アレ。
鮮魚店の前を通るとオバハンが「何がほしいの」と言ってきたので、すかさず「セミエビとヤシガニ。安いのにして」と答える*1と、変態じみたオーダーにオバハンは苦笑するも、「一人で食べるのね?」と一番小さいのを選んでくれた。セミエビは、たぶん味は普通。ヤシガニはザ・最高であることを知っている。あとヤシガニ先生は天然記念物なんだよな…合計で8100円也(←「やす〜い!」って言うところ)。二階で20分くらい待たされた後ご対面。セミエビは刺身と味噌汁、ヤシガニはボイルの組み合わせ。見たこともない食べものの登場に周りの注目を一斉に浴び、赤面しつつ食べる。向かいの席に、かなり好みのタイプ*2の2人組のOLがいて、「これって何ですか?」と聞かれ、得意気に解説してみるものの、一人でこんなもの、しかもこんなに食べてたら、彼女らの心の中には「変態」の二文字が躍っていたと思われ、ちょっと恥ずかしい…普段のぼくはこんな人じゃないんです。
セミエビは予想通り普通。数が少ないというわけでもないのに食べた人が少ないのは、結局伊勢エビより甘みがなくて水っぽいからかなと思った。サービスで中トロの刺身がついてたけど、今日のぼくには脂っこくてむしろ邪魔だった。ヤシガニはやっぱり最高。身は固めで淡泊。これだけでは頼まないけど、ミソが普通じゃない。独特の香ばしい酸味を含んだ濃厚さ。名前の通り、植物ばかり食べているせいか、普通のカニの味じゃない。この味には代替品がないと思う。
今日は護国寺・ひめゆりの塔平和祈念公園に自転車で行く。片道4時間はかかるかな…日焼け止め塗り方がよくわからん。

*1:まともな観光客は、伊勢エビとかをたのむようだが、なぜ東京で食えるものを頼むのか謎。「浮気相手が本妻と同じタイプ」と並んで意味不明な行動だと思う

*2:地味で飾り気がなくて背が高い