ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

池袋ジュンク堂

『スポーツ批評宣言あるいは運動の擁護』蓮実重彦(青土社
まだ最初しか読んでいないので後日詳しく書こうと思うけど、運動という言葉は、前言ってた表層よりも誤解を招きやすい言葉だと思う。表層は言語内での話だったから誤解しにくいけど、今回は一見「運動」が、単純に「言葉を超えた体験」と捉えかねられない。あと、時間があったら、蓮実が言う「運動」が、自分にとってどの程度「運動」的であるかの検討もしてみたい。言っていること自体は納得というか、ぼくが仮にスポーツを楽しむとしたらこの楽しみ方しかないだろうと思う。
『日本美の再発見』ブルーノ・タウト岩波新書
西洋人がどういう文脈で日本的なものに美を見いだしたのか、また、その文脈に自分自身ががどの程度浸食されているのかを確認できそう。とりあえず伊勢神宮のところだけ読んでみたが、すごく形而上学的で、ああやっぱりと思う。そもそもは磯崎新の『建築における日本的なもの』で言及されていたから読んでみることにした。法隆寺の柱にエンタシスを見いだしてしまった伊東忠太に関しても何か簡単なものを読みたいと思ったのだけど、残念ながら売ってなかったからオンラインで買おうと思う。
『神々の明治維新』安丸良夫岩波新書
廃仏毀釈についてあまり知らなくて、お寺とかを回るときにもったいないから、こういうのを読もうと思って買ったのだが、本当に読むか謎。
『空間の行間』磯崎新福田和也(筑摩書房)
建築とテクストを併読するような形で進むのだけれど、思ったほど野蛮じゃなくて納得できそうだから買ってみた。建築を「読む」気はマンマンなのだけれど、適当な書物が見つからなくてこれにしてみようと思った。
『日本美術の発見者たち』矢島新山下裕二辻惟雄東大出版会
駒場で教科書として使われてそうなので、こういうのから始めればいいのかなと思った。