友だちに「築地で魚食べたい！あと、パソコン買いたいけど、何を買っていいかわからない！」というバラバラなオファーを受けたので、土曜日に、築地〜新宿ツアーを開催することにした。
- 築地場外市場
- ７時３０分に集合したのだが、競りは終わっていて、場外市場でのやりとりも収束ムード。といっても、ボサッとしてると、「どいて」とか言われて、自分が「労働者階級のコミュニケーション手法に戸惑う、湿っぽい二流インテリ」であることを思い知らされる。さすがにマグロが無造作に置いてあるシーンは壮観。生き締めされているカンパチの後頭部から血がドバーっと出ていて興奮する。扱っているものには、そう特殊なものはなくて、マグロとかアマダイとかタチウオなどが多かった。タチウオは鮮度が高いから、眩しいくらい。あと、平貝（なぜかどれも岡山産）はなぜかどの店も置いていて驚いた。そんな人気のある貝だっけ？
- それなりに行列のできる寿司屋
- ものすごく狭いカウンターだけの店。寿司１０個の「旬のおまかせコース」を頼んだが、どうしても気になったので、穴子の肝のソテーを追加した。うなぎの肝と全然関係ない味というかうますぎた。香ばしくてプリプリしていて…調布とかの店でも出してないかな…もちろん、寿司も申し分なくて、これで３５００円は、いわゆるひとつのお値打ち価格だった。今書いているだけでもよだれが止まらない。
- 浜離宮
- 「もう食べられない」と思いながら築地を後にし、腹ごなしに浜離宮を散歩する。（なんで朝９時から腹ごなししているのかがわからない。）梅のふくよかな香りに包まれて大満足…さらにユニークなのは、庭園の池が汽水域にあるので、池の近くで深呼吸すると妙に生臭いし、橋を支える柱の裾には、よく見るとフジツボがビッシリ！その後、海岸のベンチでしばらくボンヤリする、というか、完全に横になってちょっと朝寝。久しぶりにインパクトのある庭園だった。
- 雷門
- 二人とも見飽きていたので、そそくさと通過した。
- 大黒屋の隣の雑貨屋
- 天丼が超有名だけど、個人的にはそんなに気に入らなかった大黒屋の隣に、可愛らしい雑貨屋がある。下北沢とかにあったら素通りするはずだけど、悪趣味な店ばかりが並ぶこの界隈だと、なんかすごく趣味のよい店のような気がしてしまい、入ってしまう。ホーローのコップを買った。
- 蛇骨湯
- 浅草での目当てはここ。浅草にはたぶん２軒の天然温泉系の銭湯がある。一軒は昔一人で行ったので今回は行ったことのない蛇骨湯へ。露天風呂を備えているということで、大人気の予感がし、ぬかりなく１時の開店に合わせて入る。友達は女なので入口でお別れして４０分後に待ち合わせることにして入った。お湯は東京の温泉ではポピュラーな黒っぽい色で、一応入っているとヌメッとしてくれる。湯上がり感は…普通の銭湯＋αくらいかなぁ。友達は４０分だと短かったらしく、申し訳ないことをした。女湯には、美人の、若い、背中一面に入れ墨をした人がいたらしく、非常にうらやましく思った。男湯にいた人の入れ墨の面積を全部足しても、１０平方センチにも満たなかったのに。
- アンヂェラス
- せっかく浅草だし、昔からある喫茶店でお茶でもと思い、谷崎潤一郎お気に入りだったらしい喫茶店に入る。店の名前になっている小さなロールケーキを頼んでみるが、予想通り昔からある洋菓子の味がした。ここでパソコンに関するカウンセリングを行い、購入機種のアタリをつける。
- 新宿ヨドバシカメラ
- 浅草をあとにして、電車を乗り間違えながら新宿で降りてパソコンを選ぶ。日立で非常にお買い得なのがあり、それに、ＡＤＳＬの申し込みをつけて１万円値引きにしもらう。さらに、ポイントカードを作ってもおそらく使う機会がないということで、店員に「ポイントいらないから、ポイント分安くしてほしい」と、買う気マンマンであることと同時に話すと、上司にモゴモゴ相談した後戻ってきて、まるまるポイント分値引きしてもらえることになった。169800円が27800円値引きでホクホク。まあ自分が買ったわけじゃないけど…
- 一滴八銭屋
- 一番好きなうどん屋で早めの夕食。ランチタイムのうどんがいいけど、夜は夜で普通に飲めるメニューになる。ここのうどんは、創作うどんで、つゆが濃い味付けであるにも関わらず、麺の味がしっかりするところがお気に入り。ここのうどんは本当に毎日食べたいというか、日曜も一人でランチに行くかも…
だいたい１２時間のコースで、今日はいろんなことをしたなーと言いながら別れ、ぼくは渋谷のＤＭＲで先週行けなかった分も含め、レコードをいろいろ買って帰った。日曜は雨みたいだけど、まあ土曜これだけ遊んだら今週はもういいか、と思う。
