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ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

『国家神道』村上重良(岩波新書)


「歴史的に形成された日本人の宗教観念では、神はキリスト教のように人間と断絶した絶対の存在ではなく、神人の連続観と、聖と俗の分かちがたい融合が支配的であった。そのため、明治後半の修身教科書では、国家神道の神々を超越的存在として説明するために、キリスト教の神概念の内容をそのまま用いるという奇異な現象がみられた。」


奇異も何も、こんなお粗末なシステムでも万歳万歳言いながら自決できるのだからすごいなぁ...


結局、(国家)神道は、もともと出自が漠然とした自然への畏敬の念から始まっている以上、身体を貫くような教義を作ることができるわけもなく、仕方なく神話をそのまま覚えさせたりしていたようだ。
神話をそのまま、というのもすごい。「汝かくあるべし」という行動原理を教えるのではなく、「昔〜がいてどうのこうの」っていうのを頭に叩き込むのもまわりくどすぎて、かえって大変だったのではないかと思う。

と、そこまで考えて、小説にどうやって取り入れてみようか?と思ったのだけれど、考えたのは

「高度成長期における国家神道の立て直しとして、第一に、伊勢神宮を東京駅に遷宮し&古式に戻し、第二に、近代的な宗教教義として自立できなかった神道を、神話を改変しながら教義として洗練させる。」とかいいかなぁと思った。
第一の伊勢神宮のところは、もう書き進めるだけなのだけれど、第二は難しい。原稿用紙何十枚でおさまらないだろうし...
著しく馬鹿げた形で神話を改変・組織していければいいんだけど...