ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

先週末手に入れたもの

The World Of Arthur Russell / Arthur Russell (Soul Jazz)
日本版を買った。解説がついてていいかなと思ったけど、なんか、「聖と俗の両方に…」みたいなことが書いてあって、「聖と俗ってあんた…」って思ったし、すでに解説なくしたのでUK盤と同じ。
21世紀にもなって「聖と俗」っていう分け方はないだろと思ったけれど、もちろんCD自体は聖も俗も関係ない世界でゴチャゴチャ鳴ってるので大好き。
最近固有名詞を見ずに聞いてるので、通しで聞いて「あ、これもこの人か」と思ったりしたので、ぼくにとっては筒見京平みたいな存在。


Songs Of Pain / Daniel Johnston (Dualtone)
初期作品をまとめて聞きたい(録音するときのカセットをカチャってやる音が聞こえてた時期)と思っていたので重宝しそう。


Alchemy / Third Year Band (EMI)
かなり思い詰めたプログレ。再発を待ち望んでたんだけど、当時のライナーを見てると、「音の神秘的魔術に感応する耳」とか大げさにビッシリ書いてある。まだニューウェーブの時期には、この手の言い回しはできたけど、今見るとしらけてしまう。


The Colored Section / Donnie (Motown)
何枚かシングルを持ってたけど、CDでアルバムを見つけたから買ってみた。
Cloud 9は、ハウスミックスがお気に入りだったけど、オリジナルを聞いてしまうと、なんかハウス的な貧しさが耳につくようになってしまった。
Georg Levinのハウスミックスの時にも思ったけど、元からハウスとして作られていないハウスは、貧しさが全面に出てくる感じがしてつらい。
もちろん、貧しさと引き替えに、汎用性やら何やらをハウスは手に入れているんだけど…
あと、Donnie = 平井堅 という気がしてきた。特に根拠はない。
ジャケで着ているシャツが猛烈にカッコいい。ほしい。


You Turn Me On / Funkshun (Influence)
キックが荒れててちょっと面白かったので買った。


Radio Rage / Idjut Boys & Quakerman (Glassgow Underground)
あんまり覚えてない。きっとすごくいいはず。


Street Musiq 2.0 / Kerri Chandler (Large)
Can U Feel Itが入ってたから買った。けど、まだ聞いてない。


If We Could Fly / Souldhamma Feat.Donni (King Street)
王道すぎ、情感こもりすぎのハウスで、iPodに入れて聞いて、通勤途中にノリノリになって現実に戻ってどんよりしそう。すごく売れそう。


Bango / Todd Terry Project (Fresh)
CDしか持ってなかったので買った。
いつ聞いてもいいねぇ。っていうか、ちょうどArthur Russellを買っていた。
これを聞くと、Derrick Mayが、大昔、脇にレコードを挟みながらかけてたのを思い出す。


Larry 3 / Unknown (White Label)
映画の台詞みたいなのがいろいろ入ってた。


New Trends 2000 / Todd Edwards (i!)
先週、永遠にスルーし続けてきたTodd Edwards、実は大好きであることに気づいた。今までSt. Germainのリミックスを聞いて満足していたんだけど。
ただ、どの曲も同じだから、彼の名前が入っているものを何枚か買っておこうと思った。
要するに、音が千切れてるのがすごく好きみたい。


Fall'en Raine / Glenn Underground (Nite Life Collective)
本命のグレン。
他のだと、dubとか書いていても「ああ、カラオケバージョンね」と思うのだけれど、グレンのはちゃんと楽しめる。moog dubとか書いてあるし、他もmoogっぽい音があるんだけど、これって本物のmoog?昔のディスコに入ってるmoogは、なんか、空間を撃ち抜くような存在感があったんだけど、彼のはなんかまろやかな気がする。まあ大好きだけど。
A面はボーカルの方だけど、前戯が長すぎてあんまり聞かないかも。