ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

恐怖!Twitterの5つの精神的脆弱性

こんにちは。みなさんは「Twitter」というツールをご存じですか?ブログやmixiと違って、短い言葉をじゃんじゃん入力し、「そのリアルタイム感が『電車男』みたいで最高!」と好評の、アメリカ産のたった4杯で夜も眠れない電子黒船です。

しかし同時に「炎上促進ツール」と恐れられているのも事実。問題点を一言で言うと、「気軽に書けてしまうので脳内情報が流出しているのに等しい」ということだと思うのですが、以下、なぜこんなにTwitterが恐ろしいのか、ココロ子さんに登場していただき、考察していきたいと思いますので、熟読されたのち、注意して行動していただければと思います。

(1)家に居ながら「パーティでひとりぼっち」を体験できる!

誰もが体験したことがある「パーティでひとりぼっち」。あまり知らない人達の輪の後ろに立って、静かにかつ適当にうなずいて、結構時間が経ったかなと思って時計を見ても5分も経ってない!…という感じで大変つらいものですが、それをお茶の間で体験できるのがこのTwitterです。こんなイメージ(以下、ユーザー名は適当に作ったものなので実在のユーザーと関係ありません)

みんなで仲良くできるツールかと思ったら、みんなの中でひとりぼっちであることを確認するツールに…Twitter以外で友達をつくっておき、その人と絡んでいくようにすればよいかと思います。

(2)ウザイ人と思われるorウザイ人であることがばれる恐怖!

たとえばブログの場合、1日に何回も書き足したり、あるいは長文で投稿したりしても、読む読まないは読者の自由なので、うるさい感じはしませんが、Twitterの場合は、画面に友達全員の言葉が一気に表示され、口数の多い人が画面を一人で占有してしまうことも…それまでベールに包まれていた自分のうざったさが丸わかりになってしまうという恐怖!

特に、Twitterの使用を黙認されている会社にお勤めで、なおかつ職場に馴染めていない場合、ついついTwitterを開けて一言書いてしまい、実物以上のウザイ感がクリエイトされがちなのでお気をつけください。
お気に入りの人がいる場合は、その人がどういう画面で見ているのかは想定しておく必要があるかと思います。

(3)言葉足らずで無差別攻撃の危険性!

Twitterは1回に書く言葉に制限があって、多くても3行くらいです。短い言葉だと、

みたいに、風刺上手みたいでカッコイイのですが、その反面、言葉足らずになり、意図と違う受け取られ方をして、無差別攻撃になる可能性もあります。たとえばこのような場合です。


こんな感じで書いてしまうと、30秒後にはこうなります。


おわかりですね。気軽に書けるからといって、適当に書いたら人間関係はデストロイよ!

(4)「この速さなら言える」と思っても、相手はそんなに速くない!

たとえば多くの友達がいたら、30秒に1回くらいは更新されるので、まるで2ちゃんねるのスレッドに書いているような気になってしまい、「どさくさに紛れて思ってること言っちゃっていいかしら?」という気持ちになってしまいますが、それは夏の海辺で「この人、なんかいい感じなのでやってしまってもいいかしら?」というのと同じくらい愚かです。その開放感は幻なり!友達の少ない人は発言が流れないので、丸1日あなたのコメントを繰り返し覚えるまで読む刑に処せられる場合もあることを念頭に置いていただければと思います。
開放感で頭がおかしくなっているのは夏の海辺もTwitterも同じ。世界の真ん中で自分の恥ずかしい昔話などせぬよう、十分にご注意ください。


眞鍋かをりもビックリのここだけの話ですね!

(5)引用地獄で、モロバレ地獄!

Twitterには、mixiと同様、「友達にしか見せないモード」というものがあり、「友達のみ」にしている人で、安心して毒を吐いたり自分の個人情報を放流している方をお見受けします…が、この「友達のみ」モードは実際に機能していないものとお考えください。その理由は2つあって、1つは、自分の友達が書いたコメントについてレスをつけると、何を書いたか想像できてしまいます。また、リアクション上手の友達が多かったら、実際に書いたことよりも大げさに伝わってしまうという恐怖!



もう1つはブックマークされてしまうと、友達以外にも見えてしまうという罠。これは仕様のようですが、ご注意くださいね。
たとえば、友人のみ公開だということで安心して、

などと、赤裸々な心情を吐露してしまいがちですが、ブックマークされて全世界に知れ渡ってしまう可能性があることにご注意ください。

…。
つまり、友人のみ公開は事実上、機能していないとお考えいただく方が安全です。



ということで、短い言葉を入力する場合、気軽に入力しがちですが、実は普通にブログを書くのと同じくらい、吟味の必要があるということをお忘れなく…それが面倒だという方は、なるべく読むだけにしておいた方がいいですよ…今後も似たようなサービスは出てくるでしょうけど、「気軽に書けるものこそ危険」、これを肝に銘じていただければと思います。